快適で安全なお風呂をリフォームで実現

Before

日本の入浴方式は洗い場で体を洗うため、大量の水が洗い場に流れます。
そのため浴室は脱衣所の床から15cm程度低くなっているのが一般的。
「床ですべる」「段差でつまずく」「浴槽が跨ぎにくい」「風呂場が寒い」などが事故の原因を取り除く、基本的な設計を施しました。

After

足元が滑りやすいバスルーム。
段階的なリフォームを視野に、まずはバリアフリーの実現による安全で快適なスペースに

シンプルに動線をできるかぎり短く、スムーズにすることによって、将来的に介助される方だけでなく、介助する方の負担軽減も視野に入れました。
お風呂場に入り、浴槽に浸かるまでの動きはもちろん、介助歩行を含めたお風呂に入るまでの動線も配慮しています。

将来的には、壁面に手すりを設置したり、浴槽の高さを調節する福祉用具「浴槽すのこ」の施工、洗い場から浴槽に入る前に一度座ってから浴槽の中に脚を移動させるような福祉用具との組み合わせなど、様々に提案できる設計としました。

ポイント

バリアフリーに

浴室乾燥機の設置

室内暖房で暖かく

スロープ式でバリアフリーに
段差解消スロープを使用することで、まず第一に段差につまずいて転倒するという危険性を予防できます。
用途にあわせて、浴室の快適利用
浴室換気暖房乾燥機は、換気、暖房、乾燥(衣類)、清涼と4つの機能が一体になっています。「暖房」は冬場のお風呂の寒さを緩和。暖房機能であらかじめ浴室を暖めて、急激な温度変化による体への負担を軽減します。「衣類乾燥」では、浴室が乾燥室に。ハンガー干しでシワも少なく、室内干しの嫌なにおいも解消します。
お風呂のジメジメ解消で浴室をリフレッシュしてくれる「換気」。扇風機のような心地よい風で、むし暑さをすっきり解消してくれる「清涼」モードなど、快適な空間使用をサポートします。
室内暖房で浴室の寒さを解消
急激な温度差がもたらす身体への悪影響「ヒートショック」を防ぐ目的で浴室につながる脱衣所兼、洗面スペースにも室内暖房を設置。